子育て

屋内子ども遊び場施設のこと①

最初に申し上げておきますが、
今まで無かったものができるということは、利便性・満足度の向上につながる
有難いことであると思っています。
新聞でも取り上げられましたしご存じの方が多いと思いますが
足利市に、屋内の子どもの遊び場施設ができる計画があります。
未就学児~小学生までが対象で
裸足で遊べる砂場や、運動機能の向上ができるような遊具を設置した施設です。
計画の段階で郡山市の PEP Kids Koriyama
等を視察に行っているため、このような施設イメージです。

これは市長が選挙の時に
『雨の日でも安心して子どもを裸足で遊ばせられるような、屋内の遊び場が欲しい。
こどもの国みたいな場所が欲しい。』

等の声を多く聞いたことからできた計画です。
特徴としては
・民設民営で民間の活力とノウハウを利用
・こどもの運動機能の向上に貢献できる遊具
・完全室内で、雨・猛暑・冬の寒い日でも安心
・子育て世代の交流の場
・のびのび遊べる広い場所(1300㎡以上)
・市内の空き店舗や大型集客施設に設置
です。
このような内容で、公募提案型で募集します。
これにより雨の日だけでなく、
猛暑の夏は涼しく、極寒の冬は暖かい屋内で遊べます。
管理されていますので、ゴミや危険物が落ちていることはなく
遊具も衛生時に安心できる状態であることでしょう。
新しい遊具は工夫がされていて、楽しみながらいつの間にか体を大きく動かして運動ができることでしょう。
市内各所には屋内で遊べる子育て支援センターがありますが
土日は休みですし殆どが未就園児対象の施設ですので
特に小学生のお子さんを持つ方々にとって遊べる場所が増える有難い施策です。
しかし、
有料です。
入場料は1人2時間200円くらいを目安としています。
計画発表当初はもう少し高い入場料設定のイメージでした。
補助金を使います。
入場料200円を実現させるために、市が年間3000万円を上限として運営費を補助します。
また、初期投資を抑えて設置しやすくするために遊具は市が設置、
遊具購入費として1億円を計上しています。
同じような年齢が対象の屋内施設が太田のカンケンプラザにできましたがここは完全に民営なので
もし市からの補助金が無いとしたらこれと同様(1人2時間700円程)の値段だと思います。
私は、施設の目的の1つが子育て世代の交流であるのに入場料を取る・・
お金を払わないと交流できないのでは
市の子育て支援策にはそぐわないのではないかと思います。
市が関わるなら無料、
もしくは、入場料が700円になろうと補助金なしで民間のみで運営するのが良いと思います。
こどもの国のような遊び場が欲しいという意見は昔から多くあります。
しかしそれらの意見を言っている方は皆、無料が前提で話しているのだと思います。
有料の場所となると、また趣の違う意見が出てくるのではないでしょうか。
そしてそもそも、雨の日に遊ぶ場所がないというのは
晴れている普段の日から遊ぶ場所がない という事が前提にあると思っています。
遠くから車に乗ってわざわざ日赤の横の五十部公園やグラウンド前の有楽町公園に行くのも
近くに満足できる遊び場がないからではないでしょうか。
身近にある公園を再整備して安心して遊べる魅力的なものにする方が、結果的に多くの満足を得られるのではないでしょうか。
私は、子どもにはなるべく外で遊んでほしいと思っています。
しかし幾つかの近所の公園を思い浮かべると、遊具は私が幼少の頃から変わっていません。
それどころか、危険だという事で幾つかの遊具は撤去され、
そういう遊具に限って面白いやつだったりするもので
私としてはつまらないと思っていた遊具ばかり残っています。
屋内よりも外で遊ぶ方が運動機能の向上に役立つことは明らかです。
子どもだけでも遊べる近場に、魅力的な公園を再整備してほしい
そう要望していこうと思います。(自治会との兼ね合い等ありますが)
いろいろ思うところを書きましたが
子どもに関する施策はありがたいと思いますし
無いよりは有った方が有難いことに違いはありません。
⇒『屋内子ども遊び場施設のこと②』 へ続く



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