子育て

屋内子ども遊び場施設のこと③ 視察編

足利で計画されている屋内子ども遊技場の参考に、
前橋市の子育てひろばを視察してきました。
以前からすごく人気だとは聞いていたのですが、
遊具や設備のハード面だけでなく、ソフト面も素敵な施設だったのでご紹介します。
かなり細かく書くので、足利の施設を考えるときの参考にして頂ければと思います。
【開設の経緯・建物】
中心市街地にある大手デパートの跡地ビルを市が買い取り、
2階にこども図書館と子育てひろばを設置。平成19年開設。
ビル内の他の階には、公民館、市民活動センター、商業・観光系の課、学習室や研修室、スタジオなどが入っている。1階は一面スーパーマーケット。
市の所有建物内なので、施設使用料(家賃)は一切かかっていない。
地下駐車場、立体駐車場(300台)あり。
【施設概要】
子育てひろばには、プレイルームと親子元気ルームの2つがある。
[プレイルーム]

小学生までの児童と保護者(必ず同伴)が遊べる施設。
体全体を使って遊ぶ大型遊具から、ごっこ遊びや指先を使った遊びをする小さな遊具までたくさんある。
平日2H、休日1Hの入れ替え制、定員分の整理券を配っている。
本日(月曜日)の利用は50名ほど、休日は定員いっぱいになるらしい。
スタッフが主な遊具ごとに1~数人ついている。
定員 160人
面積 505㎡ (管理面積は771㎡)
料金 1人1回200円。ただし、当分の間、無料
元々利用料200円で設定していたが、公共のものであり子育て支援という設置目的から当分の間無料としている。当分、と言いつつ無料のまま今に至っている。
(プライバシーに配慮して撮影したのでイマイチ施設が分かりにくい写真ですが)





[親子元気ルーム]


主として0~3歳児とその保護者(必ず同伴)。
週5でイベント(午前・午後の2回)を行っている。
親子の交流、遊ばせながらの悩み相談ができる。
月に何日か、元保育園園長の相談員が子育て相談に乗ってくれる時間がある。(相談時、スタッフが子どもを遊ばせることも可能)
相談日以外の予約相談も場合によっては可能。
スタッフにも保育士資格所有者が居るので、遊ばせながら気軽に相談できる。
定員内であれば利用制限なし、混雑時には入替制。
定員 40人
面積 101㎡ (管理面積154㎡)
料金 子育て支援室のため、完全無料。



【運営】
市内42箇所の市立保育園園長会が母体となった、NPO法人まえばし保育ネットワークへ委託。
委託費 年間4200万円。
(内訳) プレイルーム 月額210万円
親子元気ルーム 月額60万円
光熱水道費・保守管理委託料 年間1000万円。
親子元気ルームの運営費の2分の1が、地域子育て支援拠点事業の国庫補助から出ている。
(確か、足利ではこの補助金を利用して子育て支援センターを運営しています)
イレギュラーな遊具の大きな故障などは、保守管理に含まれず、都度相談。
●初期費用として
設置費用 4300万円
(内訳) 内装1300万円
遊具3000万円
遊具等は、ボーネルンド社が運営している「キドキド(横浜市)」をモデルとして設置。
●スタッフ数(2施設合計。人数は増減します)
正規 5名
パート 14名、アルバイト 5名
顧問の先生(相談員) 2名
パートを含めたスタッフの約半数が保育士などの資格を所有するため、
普段からスタッフが専門的知識を活かして子育て相談に乗ることが可能。
●利用
年間利用者数 約20万人 (前橋市の人口約34万人)
長期休業期間、猛暑日、雨天時、土日祝日に利用者が増加する。
●その他
0~3歳は親子元気ルーム、それ以上の年齢の子はプレイルームと場所を分けることで、安心して遊ばせられる。(厳密にはどちらの部屋も小学生までなら利用できる)
子ども1人遊ばせるのに親が1人同伴しなければならない。例えば2歳と4歳の子どもを連れて行ったら、4歳児が遊んでいる横で親は2歳児を抱きながら(遊ばせない)見守るなどの配慮が必要。
スタッフがたくさんいて、見守り・指導してくれている。
もちろん、大人も遊具で遊んでよい。
足利市のように業者が施設内容を提案してその内容により業者を決定する方法での選考ではなく、最初からこのNPO法人との契約。このNPO法人はこの施設の為に設立されたそう。市内の(顔が見える)、保育園の(福祉・子育て支援の視点を持った)人達が運営しているって、すごくいいと思いました。
【別施設ですが・・・ こども図書館】
市の直営。





絵本作家の荒井良二さんと子ども達が、壁一面の絵を描いたそう。
子育てひろばで遊んだあとや、待ち時間に立ち寄るのにちょうどいい。
木の棚やちょっとした遊具があり、心地よい。
子育てひろばだけでなく、図書館があり、他の階には様々な市の施設があり、とても利用しやすい場所でした。
有資格者スタッフの多く、日常会話の延長で気軽に相談ができるような環境でした。
また、イベントが多いことから、初めての人も来やすいと思います。

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