足利市内で初めてとなる赤ちゃん先生クラスが、御厨小学校で開催されました。
赤ちゃん先生とは、
学校や高齢者施設などで赤ちゃんとの触れ合いを通じて、命の大切さなどを学ぶプロジェクトです。
私もママ講師として活動しており、息子と一緒にクラスに参加しました。
今回の小学校開催では、
赤ちゃんと自分の手足の大きさや、生まれたての赤ちゃんと今の赤ちゃんの大きさを比べその成長を感じたり、
小学生の一日の生活と赤ちゃんの一日の生活をクイズ形式で比べたりしました。
それを通じて、
自分も昔は赤ちゃんだったんだ~ とか
手がかかるけど、大切に育てられているんだ とか
自分が寝ている間に、赤ちゃんは起きてミルク飲んでいるんなんて知らなかった など感じてくれたようです。
途中赤ちゃんは疲れたり、子どもたちに囲まれて驚いて泣くこともありますが、
「なんで泣いているんだろう?眠いのかな、ここに寝てみれば」とマットを持ってきてくれたり、
「飽きちゃったのかな?歌を歌ってみようか」と歌ってくれたり
どうすればいいのか、みんな色々考えてくれました。
赤ちゃんは泣くものなんだということを、私が思った以上にみんなすんなり受け入れてくれていました。
赤ちゃん先生では、この活動を通じてお母さんの社会参加も促進しています。
ママ講師と呼ばれるお母さんには、少しですが謝金が発生しており、働いて対価をもらいます。
妊娠や出産を機に退職し、育児に追われる毎日で、社会から取り残されたと感じるお母さんは少なくありません。
そんなお母さんたちが自分の居場所を見つけ、社会貢献できる機会に触れ、自分の活動により喜んでもらうことで、お母さんたちの自己肯定感がアップします。
また、たいていのお仕事の場合は子どもと一緒にはできませんが、この活動は子どもと一緒に居るからこそできる、育児中がメリットになるというところもポイントです。
そして開催の費用は、地元の企業にスポンサーになっていただくことで(施設等の自己負担開催も可能です)、企業と地域をつなげていく役割も担っています。
今回の開催は、亀工房さんにスポンサーになっていただきました。ありがとうございました。
市役所ホームページ『撮っておきあしかが』にも掲載されています。
http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/totteoki-akachan.html